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私の場合、文章を書くのは真夜中に限る。
周りがザワザワしていると妙に落ち着かなくて気もそぞろ。
歌詞を覚える時も、スタジオにコモルか真夜中。
人が寝静まった真夜中から夜明けにかけて・・・この時間が一番落ち着く。
しかしながら翌朝内容を見ると恥ずかしくなる事もしばしば。
だから後悔せぬよう、出来上がったらすぐ送信するようにしている。
・・・というわけで、今回も真夜中にカタカタやっている。
キーボードを叩く音以外は、猫がトイレに行く音だけ。
静かってこと、大事やんね。
STINGは「音楽で一番大事な事は何ですか?」と聞かれ「Silence」と答えたと聞いた。
"SILENCE"には「沈黙」「無言」「静けさ」「忘却」「秘密を守る事」など色々な意味があるらしいけど、音楽にもこの言葉はあてはまる。
"SILENCE"な空間があるからこそ、ロマンチックで切なくてゾクッとする。
言いたい音が生きる。言わない事によって生まれる言いたい事。
人との会話も同じ。一人で喋り続ける人の言葉には説得力がない。
私の場合、何らかの影響を受ける人の言葉は、いつも端的で短い。
相手である私の話をじっくり聞いてから話す。
そういう人は相手と自分とで人間としてのバランスを保っているんだと思う。
私もそんな人になりたいなぁ。
話がそれた。
最近は静かな場所がない。
喫茶店に行っても、靴屋にいっても、ブティックに行っても、すし屋に行っても、蕎麦屋に行っても、焼き鳥屋に行ってもBGMが流れている。
何とかならんかなぁ〜これ。
おまけに年々音量が大きくなってると思う。
必然的に話し声は大きくなる。
この夏、久しぶりに普通の居酒屋に行った。
入ってみて驚いた。あれほどに大きいBGMが聴こえない。
つまり、それ以上の音量で喋っている。
こっちは喋る気にもならない。
思いっきり後悔した・・・。
今後は、自分からは絶対に居酒屋に行かない!
BGMは必要ないと思う。
もしどうしてもと言うなら、聴こえるか聴こえないかスレスレのところで良いと思う。
「あ、風が吹いてる」みたいな・・・。
BGMのない喫茶店があったら流行ると思うんやけどなぁ。
そういえば京都にあったなぁ。
今、私の家はテレビがない。
まぁ、壊れたからやねんけどね。
はは。
テレビを観るのはホテルのみ。
以前の私は、家に帰ったら電気より先にテレビをつけるくらいテレビが好きだった。
今でも嫌いじゃない。
でもたまに観ると面白くない。
わざわざ面白く作ろうとしてる番組が多すぎて、すぐ嫌気が差す。
どの番組にも必要のないテロップが多すぎる。
テレビのない生活はなかなか快適で、本をよく読むようになった。
全く読書家ではなかったのに、今は本屋さん行くのが楽しみになった。
必要のない情報を一方的に押し付けられるテレビより、自分で想像できる本の方がよほど価値のあるものに思える。
そういえば小さい頃からよく『本を読みなさい!』と言われた。
もっと読んでおけばよかったなぁ。
これからはボチボチ読んでいこう。
最近やっと読み終えた本がある。
池波正太郎氏の「剣客商売・全16巻」。
友人に勧められて読み始め、面白くて何処に行く時も持って行った。
読み終えて、また始めから読みたくなる本。
池波氏の文章には情緒がある。
季節や心が伝わってくる。
夏は暑くて、冬は寒い・・・そんな当たり前の事が心地よく感じられる。
太陽の暖かさや、雨の冷たさ、雪の辛さを感じる。
道のりの距離感や時間の距離感、心の距離感がいたるところに散りばめられている。
そして、静か。
やっぱり静かな事は大切だ。
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