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2007年2月9日
Rugtime大阪(心斎橋)
竹下清志(pf)、小笹了水(b)、Marty Bracey(ds)
投稿者 : くしだんご
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「今日のライブは、どんなライブだった?」と聞かれたら、こう答えると思う。
「“強要”を感じさせない、いいライブだったよ」と…。
聴いていて、心地いい音楽。それは、聴き手に“何も強要しない”音楽ではないかと私は思う。
音楽を聴いた場合、一人一人違った感じ方があると思うのだが、たとえ、その感じ方が歌い手と違っていたとしても、「それはそれでOK!」、そういう音楽が「いい音楽」なのではないかと。
というか、そういった「懐の大きな音楽」が、私は好きなのである。
そして、おちじゅんの歌声には、そんな「懐の大きさ」がある。
しかし、今回のライブで感じたのは、それだけではなかった。
うまく言えないのだが、そこに「普通」を感じた、とでも言えばいいのだろうか。
「普通」という言葉は、普段、あまり「プラス」のイメージでは用いられない気がする。
電車だって「特急」や「急行」に比べると、何だかちょっとランクが落ちるようなイメージがあるし、人間でも、「どんな人?」という質問に対して、「普通の人」といった答が返ってきた場合、その人に対して、積極的にプラスのイメージを持つ人は少ない気がする。
…が、今回のライブでは、こんなことを思った。
「あれ? もしかして、『普通』ってイケテル?」「『普通』、『いつもと同じ』、『特別でないこと』、『他の人と一緒』って、本当は難しい?」と…。
それくらい、今回のライブは、どこまでも「普通」で、そして、果てしなく「いい感じ」だったのである。
4人が4人とも「いつも通り」。
気負いもなければ、頑張ってもいない。
いたって「普通」。
そして誰も「前に出ていない」。
これは聴いていて気持ちよかった。
人間、誰でも「一番」が好き。
その気持ちの分量には個人差があると思うが、「人より上にいる」方が気持ちがいいに決まっている。
いや、「誰でも」は言い過ぎかもしれないが、少なくとも、私には、いつだってどこかに、そういった気持ちが潜んでいる気がしてならない。
人間ができていない。
しかし、音楽の中にそういった「音」が混じると、聴き手は疲れる。
そういった意味で、今回のライブは、音に「デコボコ」がなく、誰も「出っ張って」なくて気持ちよかったのである。
「人より前に出ないこと」。
これは、人間が大きくないとできない。
「自分が“前に出ている”ことが確認できないと安心できないのだろうな」と思わされる、「ちっぽけな音」のライブも結構あるような気がするのだが、おちじゅんの歌声にはそれがない。
だから、いつも安心してゆったりと聴ける。
曲目は下記の通り。
今回はドラマーのMarty Braceyの関係で、TOTO等でお馴染みのLenny Castroも聴きに来ていて、1stの最後の2曲と2ndは豪華パーカッション入り。
彼のパーカッションは、それはそれは素晴らしく、学生時代TOTOが大好きだった私は、すり切れるほど聴いたアルバムのジャケットを思い出しながら聴き入ってしまった。
そのことについても書きたい気がするのだが、2月20日、21日に、Royal Horse に聴きに行く予定にしている方々の楽しみを奪ってしまうことにもなりかねないので、今回は書くのを差し控えたい。